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福西雅之

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かつて中国が元と呼ばれていた頃。遠くペルシャからシルクロードを旅してきた回青と名付けられたコバルト顔料は、景徳鎮にて白砡のごとき磁胎と出会い、青花磁器として花開きます。さらに呉須(ごす)と名を変えたその顔料は海を渡ります。そして辿り着いたのが日本の磁器発祥の地九州は肥前の国なのです。景徳鎮と共に伊万里の絵付磁器は、辿ってきた道を今度は遥かに飛び越えヨーロッパへも輸出されるようになります。以後それらの焼物は世界の人々を魅了し続けています。元の青花。明末清初の古染付、祥瑞。李朝の染付。初期伊万里。等々。四世紀を超える歳月が流れた今、日本人は何時の頃からか、その焼物を親しみを込めて「染付」と呼ぶようになりました。器を彩る藍の色は心を鎮め、どこか懐かしい。まさにジャパンブルーとして我ら日本人の精神風土を象徴する色といってよいでしょう。染付の深い魅力に取り憑かれたものとして、ささやかな仕事ですが一人でも多くの人と染付の素晴らしさを共感したい。そして過去の伝統に敬意を払いつつ、新しい可能性を探っていけたら。それが私の願いです。

福西雅之Fukunishi Masayuki

1962年 岡山県津山市に生まれる。

1984年 東海大学文学部北欧文学科卒 大学在学中より城所弘光氏に師事して陶芸を始める。

1986年より東京「鑓水窯」にて修行する。

1992年 独立して郷里津山に工房を構える。

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