版画工房エディション・ワークス展 unison -ひとつの音 – 池内晶子/津上みゆき/金田実生
2025年10月11日(土)→10月26日(日)〈14日(火)・20日(月)休廊日〉
AM10:00~PM6:00(最終日はPM4:00まで)
※加山智章氏在廊予定日:10月11日(土)午後
2025年10月11日(土)→10月26日(日)〈14日(火)・20日(月)休廊日〉
AM10:00~PM6:00(最終日はPM4:00まで)
※加山智章氏在廊予定日:10月11日(土)午後
この度、版画工房エディション・ワークスは、「版画工房エディション・ワークス展 unison-ひとつの音–」を開催いたします。
エディション・ワークスは1984年の設立以来、画家や彫刻家とともに数多くの作品を制作し、企画・出版を行ってきました。本展では、工房の企画作家である池内晶子、津上みゆき、金田実生の三人とともに制作した、石版石によるリトグラフの新作を発表します。また、これまでに三作家とともに制作した版画作品や、ペインティング、ドローイングなどのオリジナル作品もあわせて展示し、版画とオリジナル作品の対比を通して、それぞれの表現の多様性をお楽しみいただける内容となっています。
リトグラフの原初の形である「石版石」。それに立ち戻りたいという思いから、エディション・ワークスでは数年前より制作環境を整え、準備を進めてきました。
本展で発表されるリトグラフは、そのスタートラインとなるものであり、作家にとっても初めての挑戦となります。池内晶子、津上みゆき、金田実生の三人の作家は、それぞれ異なる表現方法で知られています。池内は絹糸を使ったインスタレーション作品、津上は日々のスケッチをもとにした風景画、金田は油彩やドローイングなど一貫して平面作品を手掛けてきました。今回、三作家は「硬い石にクレヨンで描く」という新たな挑戦に取り組み、その結果、それぞれの感性が「石」という素材に鮮やかに表れました。本展では、これらのリトグラフ作品が、オリジナル作品や銅版画などと並んで展示されることで、異なるアプローチの対比をさらに深く感じ取っていただけることと思います。「石に描く」というシンプルでありながら奥深い行為に、真摯に向き合った三作家から生まれた「unison – ひとつの音 – 」。その作品のなかに込められた音のような共鳴を、ぜひ感じていただければと思います。 エディション・ワークス 代表 加山智章
写真作品:金田実生 夜が光る 2025年 H 42× W52㎝ 石版画
【 作家略歴 】
池内晶子 Akiko Ikeuchi
1967 東京生まれ
1991 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
1993 東京藝術大学大学院美術研究科壁画専攻修了
1998 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻博士課程満期退学(単位取得)
1998-2000 平成10年度文化庁派遣芸術家在外研修2年派遣現代美術分野
アメリカ合衆国ニューヨーク研修
ニューヨーク市立ニューヨークシティカレッジ美術学部大学院客員研究員
平成10年度日米芸術家交換計画日本側派遣芸術家
2022 第57回神奈川県美術展(神奈川県民ホール) 平面立体部門審査員
津上みゆき Miyuki Tsugami
1973 東京都に生まれ大阪に育つ
1995 京都造形芸術大学卒業
1996 第7回関口芸術基金賞 (建畠晢・選)により、ニューヨークに滞在
1998 京都造形芸術大学大学院芸術研究科修了
2005 第1回ARKO:大原美術館によるアーティスト・イン・レジデンス・
プログラムにて、岡山県倉敷市に滞在制作
2013-14 五島記念文化財団研修員としてイギリスにて研修
金田実生 Mio Kaneda
1963 東京都生まれる
1986 多摩美術大学卒業
1988 多摩美術大学大学院修了
2005 文化庁新進芸術家国内研修員